ミニ水族館の生き物たちを紹介していくシリーズの第3弾です!今回はみんなの小さなアイドル「メダカ」についてお話しします。
メダカは、流れのおだやかな小川や水路、池などに生息している淡水魚です。メダカは雑食性で小さな虫や藻などを食べて生活しています。中でも、夏のみんなの敵である蚊の幼虫「ボウフラ」を好んで食べてくれるとってもいい魚です。
童謡「めだかの学校」にあるように、昔はどこの小川にもごく普通に群れで生活していましたが、護岸工事や生活排水などによる環境の悪化や繁殖力の強い外来種の増加によって野生のメダカは減少しており、今では絶滅危惧種に指定されております。
「でも、ホームセンターとかでたくさん売ってるじゃん」と思う方もいますよね?
実は販売されているメダカのほとんどが観賞用に品種改良された種類であり、一般的な「ヒメダカ」も品種改良されたメダカです。
現在日本には「キタノメダカ」と「ミナミメダカ」の2種類が在来種として存在しております。長年野生のメダカは1種類と考えられてきましたが、2011年に兵庫県以北の日本海側から青森県に生息するメダカは別種だと判明し、現在は2種類に分類されています。静岡県に生息しているのは「ミナミメダカ」です。
メダカは江戸時代から観賞魚として親しまれており、現在では白や赤を始めとしたカラーメダカや、鱗がラメのようにキラキラしているラメメダカなど様々な品種があります。毎年のように新しい品種が出てくるほど、愛好家たちの間で品種改良が行われております。色や形、ひれの長さ等で分類されており、1匹数百円から数千円と値段も大きく変わるようです、過去には1匹で100万円の値がついたメダカも!
御殿場市中央公園でも毎年市内のメダカ愛好家さんたちと協力してイベントを開催しており、そこでもたくさんの種類のメダカを見て購入することができます。
今年も2回開催する予定ですので、ぜひ遊びに来てください!
中央公園ミニ水族館内でもきれいなメダカを飼育していますので見に来てください!
公園スタッフ 勝俣たかひろ