公園スタッフ「たかひろお兄さん」が、中央公園ミニ水族館の生き物たちを紹介していくシリーズ第一弾です!
今回は、この水族館のマスコット「うなぎのウナちゃん(仮称)」についてお話しします。
うなぎは、主に川や湖などの淡水域で成長し、海に出て海水域で産卵し、また淡水域に戻ってくる「降河回遊魚(こうかかいゆうぎょ)」といわれる魚で、淡水でも海水でも生活することができます。(ちなみにサケやシシャモも降河回遊魚です。)
また、うなぎは少しの水分があれば陸上でも生きていくことができます。水中ではエラ呼吸、陸上では皮膚呼吸の両方できる不思議な魚です。うなぎ最大の特徴であるあのヌルヌルは、水分を保ち皮膚呼吸を助ける働きがあります。
過去にウナちゃんも夜中に水槽から脱走して、朝スタッフが出勤するまでの数時間自動ドアの前で過ごしていたことがありました。発見後すぐに水槽に戻してあげたら元気よく泳ぎまわり、私たちもひと安心。そんな生命力のあるウナちゃんは、中央公園に来た五年前は十五センチぐらいでしたが、今や五十センチほどに成長しています。大きくなりましたね~。
そんなウナちゃんですが、三島や浜名湖とうなぎで有名な静岡県なので、「このうなぎ太っていておいしそうだね」とか「もう食べごろ、いつ食べるの」など洒落好きの皆さんに言われますが、今や中央公園の「マスコット」であるウナちゃんです。決して食用ではありません!(笑)
ウナギの寿命は飼育下で五年~二十年といわれています。野生では産卵をすると寿命を迎えてしまいます。ウナちゃんには今後も、中央公園の「主」となり、末永く元気でいてもらいたいですね。
ぜひ、ウナちゃんに会いに中央公園ミニ水族館までいらしてください。他のお魚ともども、お待ちしております。ウナちゃんはまだ仮称ですのでいい名前が思いついたら公園のスタッフに教えてください。
ちなみに、御殿場でもおいしいウナギ屋さんはたくさんありますので、ぜひ足を運んでみてください。こちらのミクリ秋号の広告欄にも載っていますので探してみてください。
公園スタッフ 勝俣たかひろ